財団と連携したよい地域づくり
当社と2つの公益財団法人は、現代アートや文化振興による「よい地域づくり」を推進しています。財団の活動は、約7%保有する当社株式の配当を主な運営資金にしており、当社グループがサステナブルな事業成長を実現し、安定的に配当を行うことが財団を通じた継続的な地域支援につながると考えています。
特に、瀬戸内海の島々では、20年にわたり、現代アートや建築で、日本の原風景ともいえる瀬戸内の自然や地域固有の文化を活かした地域づくりに取り組んでいます。
ベネッセアートサイト直島
「ベネッセアートサイト直島」は、1989年以来、瀬戸内海の直島、豊島、犬島を舞台に、当社と福武財団が展開しているアート活動の総称です。日本の原風景ともいえる瀬戸内の自然や地域固有の文化の中に現代アート・建築をおくことによって、特別な場所を生み出していくことが「ベネッセアートサイト直島」の基本姿勢です。
アート作品、瀬戸内の自然、風景、地域の人々とのふれあいを通じて、訪れてくださる方が「ベネッセ-よく生きる」について考えてくださることを目指しています。
ベネッセハウス
写真:山本 糾家プロジェクト「角屋」
写真:上野 則宏地中美術館
写真:藤塚 光政豊島美術館
写真:鈴木 研一犬島精錬所美術館
写真:阿野 太一
ベネッセグループと財団活動
当社グループと福武總一郎は、1986年の福武学術文化振興財団の設立以来、4つの財団を設立してきましたが、公益法人制度改革を機に公益認定を受け、2012年4月1日よりそろって公益財団法人となりました。
さらに2012年10月1日には、(公財)福武学術文化振興財団、(公財)文化・芸術による福武地域振興財団、(公財)直島福武美術館財団の3財団を統合し、「(公財)福武財団」が誕生しています。
公益財団法人 福武財団
公益財団法人 福武財団(旧財団法人 直島福武美術館財団)は、2004年、地中美術館の開館に伴い設立しました。2012年10月からは助成事業を担う他2つの財団を統合し、直島・豊島・犬島を中心とした美術館事業、日本各地における文化・芸術による地域振興活動への助成事業、瀬戸内国際芸術祭などの支援を行う自主・共催事業の3つの事業を柱としてアート活動を行っています。アート活動を通じて、一人ひとりが「Benesse=よく生きる」を考え、お年寄りの笑顔のあふれる、よりよい地域をつくることを目指しています。
地中美術館
写真:大沢誠一
公益財団法人 福武教育文化振興財団
1986年に設立した福武教育振興財団を母体として、現在は岡山県の教育文化活動の支援と国際的な人材育成の事業を行い、子どもたちやお年寄りがいきいきと暮らせる地域づくりのために、人々の「学ぶ」「活かす」「創る」「伝える」を応援しています。
舞台芸術のアーティストを学校に派遣し、創造力とコミュニケーション力を育む「学校でひらく舞台芸術教室」開催。写真は竹枝小学校児童の発表(犬島)
最終更新日:2018年03月30日