事業を支える取り組み
お客様への対応
対応改善への取り組み
高齢者向け生活ホームにおいて、ご入居者がその方らしく生きていくための支援を実現するためには、ご入居者とそのご家族のご意見を聞き、ご要望やご指摘に対して十分な改善策を講じることが重要です。ベネッセスタイルケアでは、年に1回アンケートを実施しています。その集計結果は、ホームごとに入居者の方々に報告するとともにホーム運営の改善に役立てています。また、地域になくてはならない存在となれるよう、地域の方々からのご意見にも常に向き合っています。
主なアンケート項目
- サービス全般
- ホームでの行事
- ホームでの健康管理
- 生活プラン
内部監査の取り組み
ベネッセスタイルケアでは、本部機能部門等による内部監査を定期的に実施しています。この取り組みでは、人員配置の状況確認をはじめ、各種計画の作成や記録が適切に運用されているか等の確認を行っております。また、お客様の生活空間としての視点からの指摘等も積極的に行うことで、サービス水準の維持・向上にもつなげています。
人材確保と育成
定着率向上のための取り組み
ベネッセスタイルケアは、「サービスの本質は人財」「定着率の向上が安心・安全なサービスのベース」と考え、サービスの向上にむけた総合的な人材確保・育成施策を継続的に実施しています。2015年3月期には、社員一人ひとりの成長に焦点をあて「介護のプロフェッショナル」を育成するために人事制度を改定。より一層の人材確保と育成に努めます。人材定着率の向上は、ご入居者への安心感の醸成のみならず、サービスの向上や介護業界全体の変革にもつながると考えています。
継続的な社員採用
高齢者向け生活ホームや保育園運営には、経験豊かな人材が不可欠であり、採用と育成は重要な課題です。毎年拡大する当事業において、今後も持続的な事業成長を遂げるためには継続的な人材採用が必須であることから、毎年数百人の新卒採用及び中途採用を実施しています。
ひとづくり(研修)
全スタッフを対象に年間250回以上の研修を行っています。研修では実践的な「介護技術」だけでなく、スタッフが常に「ご入居者に寄り添う気持ち」を忘れないための心の教育も重視しています。また、専門性をさらに高めるため、「口腔ケア・嚥下」研修や「認知症ケア」研修などにも積極的に取り組んでいます。
エピソード冊子の発行
介護・保育事業は、さまざまな人とのつながりの上に成り立っています。ベネッセスタイルケアでは、お客さまとの間に生まれたエピソードを、冊子にまとめて社員で共有しています。そこに記載されたエピソードは、介護・保育事業に携わる全ての者にとって貴重な気づきを与えてくれます。こうした一人ひとりの想いも共有することで、業務の改善とサービス向上の機会を創出しています。
エピソード冊子
地域社会との共生
地域に根ざした「場」づくり
ベネッセスタイルケアは、「介護を特別なものにしない」という考え方と「ご入居者の皆さまには、これまでの人間関係や地域とのかかわりを大切にして欲しい」という想いから、地域に根ざさした「場」づくりに取り組んでいます。
例えば全国316ヵ所あるホームでは、各地域の幼稚園や保育園、小・中学校との交流、夏祭りなどの伝統行事へのかかわりを積極的に行うなど、常に地域とのつながりを大切にしています。
介護セミナー・介護相談会の開催
地域にお住まいの方を対象とした介護についてのセミナーや相談会をホームで無料実施しています。テーマに応じて社内の理学療法士や外部講師が、移乗介助や排泄介助、認知症、介護予防体操などの専門的な知識をわかりやすくお伝えしています。
さらに地域へ
高齢化が進む中、介護に関する悩みは、誰にとっても大きな関心事です。ベネッセスタイルケアは、子会社ベネッセシニアサポートを設立し、お客様に気軽にご相談いただける「ベネッセの介護相談室」をオープンしました。相談室では、ケアマネジャーなどの専門相談員が、介護に関するサービスの情報提供や老人ホームの紹介とともに、セミナーや勉強会なども開催します。地域にお住まいの方にとって、安心で頼りになる相談窓口として、ニーズに合った有益な情報発信を行っています。
最終更新日:2018年10月01日