FOCUS2時代に合わせた新しい学びのために

ベネッセにしか提供できない“人×デジタル”の融合

ベネッセグループは、全国の小・中・高校のICT化を多角的にサポートするクラウドサービスの提供や小・中学生利用者数NO.1の学習専用タブレットを提供している教育プラットフォームとしての強みと、長年培った人の指導力を最大限に活かし、当社グループにしかできない商品・サービスの開発・提供に取り組んでいます。

培った強みとデジタルを組み合わせ、さらなるサービスの進化へ

ベネッセでは、教育のデジタル化を加速させることで、学力・学習意欲に合わせた個別対応や多様な学びのニーズに応えていくことを目指しています。他業種からの参入も増えるなかで、当社の競合優位性の源となるのが、これまでの教育サービスで培ってきた「人の指導」「教育知見」「顧客基盤」の三つの強みです。「人の指導」では約9,000人の赤ペン先生、グループ塾の講師陣など、「教育知見」としては50年以上の指導で培ったノウハウ・コンテンツ、ベネッセ教育総合研究所の調査・研究成果、「顧客基盤」としては進研ゼミの学習履歴、進研模試のアセスメントデータ、全国の学校との接点という資産があります。こうした強みにデジタルを掛け合わせることで、優位性をさらに高め、目指す教育の姿を実現していきます。

進研ゼミのテクノロジー活用の歴史

ベネッセの教育事業の強み

ベネッセコーポレーション
「進研ゼミ中学講座」商品責任者山根 伊都子
進研ゼミ

「やる気を引き出す人の指導」と「一人ひとりに合ったデジタル学習」を組み合わせ、顧客満足度を向上

現在約40万人の「進研ゼミ中学講座」会員のうち、約7割が専用タブレットとテキストで学ぶ「ハイブリッドスタイル」を受講しています。タブレット学習の広がりにより、学力レベルや部活の頻度など一人ひとりの状況に合わせた学習提案をスピーディに提供できるようになりました。2021年4月からは、学習データからテストの点数を予測し、目標点を突破するための学習プランを生成する「習熟スコア」を導入しています。8月号ではさらにAIを導入し、今までの取り組み履歴から、習熟スコアが最も伸びるレッスンを夏講座で提供しています。また、週1で実施している双方向型のオンラインライブ授業は、子どものやる気を上げ、週1のリズムをつくるとともに、一人では理解しにくい問題を先生がわかりやすく解説し、その場で個別質問にも答えていきます。デジタルと人の指導を組み合わせた学習サイクルの構築により、教材活用率を上げ、継続いただくことを目指しています。

ベネッセコーポレーション
学校カンパニー 小中学校事業部 部長小柳 博崇
学校

未来を創造する子どもたちの主体的・対話的な深い学びを実現する

GIGAスクール構想によって、ほとんどの小中学生が一人一台デジタル端末を持つようになり、学校におけるデジタル学習のフェーズは端末の普及から活用へと移行しています。当社が提供するタブレット学習ソフト「ミライシード」は、ドリル学習や授業での意見共有などに活用できるだけでなく、データの蓄積から効果検証までの一連の流れをサポートしていることが特長です。タブレットが子どもたちの意見の整理・発信の助けになることで、グループワークやクラス全体での議論が活発化し、アクティブ・ラーニング型授業が拡大していけばと期待しています。

そして今後は、「ミライシード」の活用を通じて、各自治体、学校が目指す教育への成果を実感していただけるよう、また、子どもたちが「だれでも」「いつでも」「どこでも」主体的に学ぶことができるよう、地方自治体との協働もさらに進めていきたいと考えています。

タブレット学習用オールインワンソフト「ミライシード」

最終更新日:2021年9月30日