教育

6月24日より海外トップ大学進学塾「RouteH」が、海外進学「学習相談会」開催

ハーバード大・エール大など「RouteH」卒業の5名が高校生に心構えを伝授

公開日:2012年06月06日
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、以下:ベネッセ)が運営する「海外トップ大学志望者向け進学塾Route H(ルートエイチ)」は、昨年度に引き続き、全米トップ大学志望者に向けた「学習相談会」を、6月・7月に開催いたします。講師を務めるのは、「RouteH」を卒業した、ハーバード大学・エール大学在校生など5名で、「学習相談会」では、全米トップ大学特有の入試制度を踏まえ、学習方法や受験の心構えについて、アドバイスを行います。

「RouteH」は、2008年度に開校した、海外トップ大学進学を希望する中学~高校生向けの専門塾(定員15名)です。人物重視、かつ、本質的な力が問われる海外トップ大の入試に向けた適応力をつけるとともに、受講生が大学入試後も力を伸ばし続けることができる学習のスタイルや思考力、コミュニケーション力を身につけることを目指しています。今春の卒業生(2名)は「ハーバード大学・エール大学・東京大学への合格者1名」、「リベラルアーツカレッジの名門アムハースト大学・ポモナ大学への合格者1名」となっています。昨年度の2期生(全卒業生数5名)では、ハーバード大学3名、ウェズリアン大学へ1名が進学、一昨年度の1期生(全卒業生数3名)では、エール大学2名、スワースモア大学へ1名が進学しています。

社会環境のグローバル化が進展するとともに、この数年で、企業の海外での事業展開が加速し、社内の公用語を英語とする企業も話題になりました。さらに今年に入り、東京大学の5年後を目途とした秋入学移行検討の発表もありました。これらの潮流は高校生の進路選択にも影響を与え、海外のトップ大学を目指す高校生の動きも、年度を追って、顕在化しています。しかし一方で、詳細な受験情報の不足や海外進学への不安から、踏み出せずにいる高校生がいることも確かです。このような中、今回の学習相談会は、自ら難関を勝ち抜いた先輩のリアルな体験談を、後に続く高校生に伝えることで、今後の進路選択、学習のための重要な材料にしていただくことを主旨としております。

ベネッセグループは、「グローバル人材育成」を今後の事業展開における一つの柱としており、海外進学支援事業にも、いっそうの力を注いで参ります。

世界の留学事情と国内のグローバル人材育成の動き

新興国を中心とした全世界的な留学熱の高まりを受けて、今春のハーバード大学の学部課程の志願者数は3万4302人を記録し、合格率は過去最低の5.92%(合格者数2,032名)と、昨年度に引き続き、同大学史上もっとも厳しい入試を更新しました。また、アイビーリーグ(米国東部の名門大)のうちエール大学が合格率6.82%、プリンストン大学は7.86%と、ハーバード大学と同様に過去最も狭き門となりました。

一方、2009年の日本人の海外への留学生数は5万9923名と前年比10.3%減少、うち米国行きは2万4842名と前年比15%減少と、社会環境がよりグローバル化する中で、いわゆる「内向き志向」がさらに続いています。一例として、2011年度ハーバード大学の学部課程(4学年)の日本人の在籍者数は「7名」で、これは、中国人の「40名」、韓国人の「47名」などと比較して、少なさが際立っています。

このような状況への対応策として、国家戦略担当大臣を議長とする「グローバル人材育成推進会議」では、2012年2月27日の会議で、「今年度、留学希望(原則1年)の高校生300人への奨学金支援を行う」ことが発表されました。また、東京都は今年度、都立高校の生徒約150人を公費で留学させる方針を決め、さらには、東京大学は「5年後の秋入学への全面移行」を発表するなど、グロ―バル人材育成に向けた産官学連携に加え、自治体や大学の動きも活発になっています。

全米トップ大学合格者による学習相談会

2010~2012年度の、「Route H」から全米トップ大学への合格者5名が、同じ志を持つ高校生に向けて、学習相談会を開催いたします。一般にはまだ情報の少ない、米国の大学進学適性試験SAT対策や、自己PRや大学への志望動機などを論述するエッセイ・願書作成のポイントについて、実際に体験した先輩からリアルな体験談を聞くことができる貴重な機会です。
  • 学習相談会に関する詳細はRouteHのweb(http://rt-h.jp/)をご覧ください。

最終更新日:2020年03月09日