Focus“主体的に学ぶ力”を育む、
学校教育の新たなカタチへ

国内教育 ● Classiの導入

近年、教育の現場においてもデジタル化が進んでおり、最近では2020年度から始まる教育改革を背景に、ペーパーレス化や効率化だけでない、“デジタルだからこそ実現できること”が注目を集めています。こうした中、ICTを活かした教育プラットフォーム「Classi」を導入する学校が増えています。今回は、秋田県立能代高校における活用方法を参考に、Classiが提供している価値や目指す姿についてご紹介します。

学校の課題に寄りそうICT化

秋田県立能代高校では、2017年からClassiを導入しています。同校では、導入の数年前から探究活動やインターンシップなどを通して進路指導に注力していましたが、主体的に取り組んでいる生徒が多い一方、それらを振り返り、自分の進路選択に活かしきれていない生徒も多いという課題がありました。そこで進路指導主事の吉田先生は「生徒がいつでも自分の活動について振り返ることができ、教師も生徒の成長を容易に確認できるようにできないか」と思い、Classiのポートフォリオ機能に目を付けたのです。また、授業中に生徒の意見を確認・共有できるアンケート機能を活用することで、ふだんあまり発言しない生徒の意見も把握することができるようになったこと、生徒が自分以外の他人の意見を知れるようになったことでも効果を感じられているそうです。

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学校の外へと学びを開いていく

能代高校では、探究活動をより深い学びにつなげるために、Classiのグループ機能を活用した外部連携にも積極的に取り組んでいます。例えば、生徒が近隣の大学の教授に探究活動の結果を報告し、それに対するフィードバックをもらう機会をつくったほか、地域の高校とオンラインで連携する合同授業を開催しています。生徒からも「外部からの評価や意見を聞くことで学校の中だけでは得られないさまざまな情報や学びを得ることができた」という感想が聞かれました。このようにClassiは生徒の視野を広げ、新たな力を身に付けるお手伝いをしています。

学校という場を通して「子供の無限の可能性」を解き放ちたい

「子供の無限の可能性を解き放ち学びの形を進化させる」——Classi(株)は、この理念をもとに日々Classiの新たな機能の開発やシステムの改善に取り組んでいます。「変化の激しい時代を生きる子どもたちが社会の中で活躍できる力を、学校という場を通じて子どもたちに届けたい。ICTを通じて子どもたちの可能性にしっかりコミットし、可能性を伸ばし続けるようなサービスを目指しています」とClassi(株)取締役の井上は語ります。新たな時代の新たな教育のために。Classiは、これからも進化を続け、学校の学びを新たなステージへと導いていきます。

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教育改革の先を見据えて

秋田県立能代高校 Classi導入

“主体的に学ぶ力”を育む、
学校教育の新たなカタチへ

最終更新日:2019年09月11日