教育

朝日新聞社とベネッセコーポレーションが共同で「語彙・読解力検定」の開発・実施を行うことに合意

公開日:2009年12月10日
株式会社朝日新聞社(秋山耿太郎社長、以下朝日新聞)と株式会社ベネッセコーポレーション(福島保社長、以下ベネッセ)は、本日(10日)、教育分野における共同事業として、「語彙・読解力検定」を開発・実施することで合意しました。2011年春に初回の検定を行います。
小学校から高校までの新しい学習指導要領では、国語だけでなくすべての教科について「言語活動の充実」が打ち出され、豊かな語彙をしっかり身に付けそれを活用できる力を伸ばすことは、世代を超えてますます重要になっています。今回、保有する新聞の記事データベースを、日本語力向上のために役立てたいと考えていた朝日新聞と、高校生や大学生を中心に、すべての学力の基礎となる語彙力・読解力をはかる指標を作りたい、と考えていたベネッセの考えが一致し、共同事業を行うことで合意しました。
主要全国紙である朝日新聞が豊富で良質な新聞記事データベースを提供し、教育事業を長く行ってきたベネッセが、辞典のデータベースとアセスメントテストの作成・分析ノウハウを提供することで、高校生、大学生を中心に、小学生から社会人まで幅広く受けていただける検定試験の開発、実施を目指します。
初年度の受検者数万人でのスタートを目標としています。

語彙・読解力検定詳細

■名 称 語彙・読解力検定
■主 催 株式会社朝日新聞社
株式会社ベネッセコーポレーション(共同で主催)
■監 修 CRET(教育テスト研究センター)
■実施回数 年間2~3回
■開始時期 2011年春に初回検定を実施(2010年秋にモニター試験を実施予定)
■対 象 高校生・大学生を中心として、小学生~社会人まで
■グレード 各級ごとに試験を行い、合否を判定
■形 式 マークシート方式
■受検料 級に応じて2000円~6000円程度で検討中
■出題内容 1)「辞書語彙」(辞書に収められている言葉)
2)「新聞普遍語彙」(新聞記事に繰り返し登場する言葉)
3)「新聞時事語彙」(長く使われるとは限らないが、現代のニュースを理解するのに欠かせない言葉)
■出題分野 以下の4つの分野分類を考慮して出題。
1)政治・経済・社会・国際
2)科学・技術
3)生活・医療
4)文化・その他

最終更新日:2020年03月09日