生活

日本の広葉樹を使った人と地球にやさしい学習机
「学びデスク 日本の木シリーズ」を8月10日発売開始

公開日:2010年08月10日
株式会社ベネッセコーポレーション(代表取締役社長 福島保、本社:岡山市、以下ベネッセ)は、これまで累計約3万台を販売した人気商品、ベネッセの学習環境シリーズ「学びデスク」の天板部分に、日本の広葉樹のサクラ、カエデ、クルミを用いた「日本の木シリーズ」を、700台限定で8月10日より12月25日までの間で予約発売します。
「日本の木シリーズ」は、日本の広葉樹に、できる限り自然な加工を施し天板に使用することで、子どもたちの安全性を配慮するとともに、その手ざわり、木目や色合いを五感で感じ、日本の木のよさを改めて発見できる机となっています。また子どもたちが「日本の木と地球環境」について、学ぶきっかけになるリーフレットを一緒にお届けすることで、子どもたちが地球環境について関心を持ち考えるきっかけを提供します。
さらに、売上の一部は、日本の森を守り役立てる活動を予定しています。

「学習環境シリーズ」の特徴

 ベネッセでは、子どもにやさしい木の家具と学習環境にこだわった学習机「学びデスク」と「成長チェア」を、2005年より提供し、これまでに累計約3万台(2010年8月時点)を販売してきました。

開発にあたっては、“理想の机を作ろうプロジェクト”を展開、実際に机を使う小学生・中学生・高校生の子どもたちや保護者合わせて約5,000人へのヒアリングを実施。同時に、学校の先生や教育研究者、自社の教育シンクタンク(ベネッセ教育研究開発センター)など専門家への、子どもの成長と学習習慣について取材も行いました。そして、プロジェクトに共感し協力いただけることとなった国内家具のトップメーカー・カリモク家具株式会社様に製作をお願いしました。

 このようなプロセスから生まれた「学習環境シリーズ」は
 1)上質な木の素材を使ったシンプルなデザイン
 2)成長に応じて机と椅子の高さが変更でき、大人になっても使える
 3)椅子は足がしっかり床につき学習に集中しやすい
等の大きな特徴を持ち「子どもが学習に集中できる学習机・学習椅子」としてこれまで大変な好評をいただいてきました。また、近年の学習机のトレンドを創造することにもつながりました。

「日本の木シリーズ」開発の背景

このような学習環境シリーズを提供する中で、ベネッセは、近年、森の手入れが放置され、森の老化と荒廃が急速に進む結果、温暖化の原因とされるCO2を十分に吸収する若木が育たなくなっている点に大きな問題意識を持ちました。土砂災害など、周辺環境も悪化しています。
そこで日本の森を活性化させ、子どもたちの未来の地球を守るために、ベネッセができることはなにかを考えました。その結果、CO2を十分に吸収しない老木や、伐採の必要があるものの付加価値の低いチップにしかならない木を伐採し、学びデスクの天板として活用し付加価値を高めていきたい。そして伐採した森に新たな広葉樹を植え、若木を育て、日本の森を活性化し、温暖化防止にも役立ちたい。「学びデスク 日本の木シリーズ」を開発しようという答えにたどり着きました。子どもたちにとっても、「2つと同じ木目のない個性豊かな自然の木の風合い」をより実感することで、日本の木の美しさや、モノを大切にする気持ち、地球環境や温暖化について考える機会が増えることを願っています。
「日本の木シリーズ」の売上の一部は、子どもたちの、またその子どもたちの未来までを考えて、日本の植樹の第一人者である財団法人地球環境戦略研究機関国際生態学センター長の宮脇昭先生アドバイスのもと、日本の土壌にあった木を植樹し、育てていく活動を展開する予定です。


「日本の木シリーズ」の詳細につきましては、次のURLをご参照ください。
http://shop.benesse.ne.jp/desk

最終更新日:2020年03月09日