CEOメッセージ

2025年、
そして
その先の未来へ

代表取締役会長 CEO安達 保

日頃より私たちベネッセグループの事業や活動をご支援いただいているステークホルダーの皆さまに改めて御礼を申し上げます。

2021年4月、当社グループは新たな経営体制へ移行し、私がベネッセホールディングスの代表取締役会長 CEOに就任し、小林仁が代表取締役社長 COOに就任しました。小林は、ベネッセコーポレーションの代表取締役社長を兼務します。新体制のもと、私は引き続きグループ全体の経営方針の決定、企業理念の浸透やサステナビリティに関する活動の推進、経営幹部の人事、ベルリッツなどに対して責任を担います。社長の小林、各事業執行メンバーと密にコミュニケーションをとり、グループ経営に当たる所存です。

私たちが事業を展開する教育や介護の領域は、大きな環境の変化に直面しています。国内経済の成熟化や少子高齢化の進行、グローバル化やデジタル技術の発展、さらには昨年からの新型コロナウイルス感染症のパンデミックなどを背景に、人々の価値観や社会のあり方が大きく変容しています。

このようななかで、当社グループは2021年度から2025年度を対象期間とする新中期経営計画をスタートしました。新中期経営計画は、2030年の社会を見据え、教育・介護のリーディングカンパニーとして、当社グループの果たすべき社会的責任はいっそう大きなものとなる、という認識に立って策定したものです。そのうえで、当社グループが再び成長していくための道筋をステークホルダーの皆さまにお示しするとともに、その実現にコミットしています。グループ全体でのDX推進、既存事業のアセットを活かしたシナジーの拡大、すべての活動の担い手である人財の強化などを通じて、「コア事業の進化」と「新領域への挑戦」を加速し、教育・介護の領域における新たな価値を創造していきます。

本レポートにおいては、ステークホルダーの皆さまとの対話を深めていけるよう、私たちの価値創造の取り組みや、戦略とその進捗、経営基盤強化の取り組みを報告しています。ステークホルダーの皆さまには、当社グループの経営に対して忌憚のないご意見をお寄せいただければと考えております。そして、未来へ向け歩みを進めるベネッセグループにぜひご期待ください。

最終更新日:2021年9月30日