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働きやすい環境づくり

仕事と生活の両立を支援しています

「地域や社会の中で、視野を広げる社員が仕事と生活の調和を図り、長く活躍し続ける状態を実現することでパフォーマンスの維持向上を行う」。社員が仕事と生活を主体的にマネジメントするというワークライフマネジメントの考えのもと、多様な働き方を支援しています。

インタビュー

結婚・出産がまったくハンディにならない職場

教育事業本部 小学生商品開発部 佐藤 信恵教育事業本部 小学生商品開発部
佐藤 信恵

入社した頃には、自分が出産後も仕事をしている姿なんて想像もしませんでした。けれど、働き続けるうちにだんだんとワーキングマザーが増えていって、私が妊娠したときには「辞める」という選択肢は考えもしなかった。同僚たちも「出産? ふーん、いつ戻ってくるの?」という感じで、仕事を離れる不安も復帰後の心配も一切なく、自然に働くお母さんになりました。

自分が母親になってみると、ベネッセがいかにワーキングマザーにやさしいかがわかります。今4歳になる長男も、2歳の長女も、東京本部内にある社内託児所「たまkid´sクラブ」に預けましたが、仕事中も同じビルにいられるのは母子ともに大きな安心感があります。上の子は生後6ヵ月、下の子は10ヵ月で預けたので、休憩時間には授乳に駆けつけていました。そんなこと、普通は無理ですよね。

夫や近くに住む夫の両親はもちろん、職場の上司や同僚たちの協力にも感謝しています。ベネッセでは育児休職を取得する男性社員が急増中で、育児に対する理解がどんどん全社に根づいています。

生活が充実すればいい仕事もできる

今は「育児時間短縮勤務制度」を使って、16時30分には退社しています。最近、会社のメールを携帯電話で確認できるシステムを使えるようになり、これが便利で助かっています。自分が退社してからも、会社でどんな動きがあったかがその日のうちにわかるので、翌朝は勤務スタートからトップスピードで仕事ができます。

母親であることは、この会社では仕事においてもプラスになることが多い気がします。私は「進研ゼミ小学講座」小学4年生コースの保護者冊子を担当していますが、以前とは比べものにならないほど親の気持ちやニーズがわかります。社内託児所を通したママ同士のネットワークも、仕事に活きるんですよ。普通なら知り合えない部署の人と親しくなれるので、仕事上でもちょっとした相談やお願いがスムーズにできます。

個人的には、仕事も生活も充実させて、育児をする社員だけでなく誰もがメリハリのある働き方ができると素敵だと思います。趣味でもボランティアでも、私生活が充実すれば仕事にも集中できるはず。それこそが「よく生きる」だと考えます。

育児休職制度

1歳未満の子どもを育てるすべての社員に与えられます。子どもが1歳になっても、4月の保育園入園時期までは法定を超えた期間の休職ができることが特長です。

2006年12月の制度の改訂後は男性の育児休職者も増え、2006年度は7名、2007年度は12名、2008年度は23名の男性社員が取得しました。男性社員による「育児ブログ」の公開など、育児支援も推進しています。

2008年度からは、男女問わず育児休職の最初の1ヵ月を有給、 2〜3ヵ月目は基本給の1/2を支給し、経済的な支援を開始しました。

男性育児休職者の状況

(人)
(年度) 1週間 2週間 3週間 1ヵ月以上 2ヵ月以上 3ヵ月以上 合計
2006 1 5 1 0 0 0 7
2007 4 3 6 0 0 1 14
2008 5 7 6 4 0 1 23

育児休職者への復職支援

育児休職者への復職支援の一つとして、育児休職者専用Webサイトを設け、情報提供を行っています。また、グループ広報誌の提供、原則として休職した部門への復帰、復職後1年間の個別フォロー(研修や仕事、体調などの悩み相談)なども実施。その結果、過去5年間の育児休職からの復職率は、平均90%です。

復職率の推移(2004〜2008年度)

復職率の推移(2004〜2008年度)

育児時間短縮勤務制度

小学3年生までの子どもがいる社員が、勤務時間を1日5・6時間に短縮できる制度です。また、東京本部ビル(多摩オフィス)には社内託児所「たまkid´sクラブ」を設けています。

スーパーフレックス制度

時間の自由度を高める「スーパーフレックス制度」の運用で実現したいことは、仕事での高い成果を上げることと、個人の生活の充実とが両立すること。有給休暇をとらずに、家族にかかわるちょっとした用事を済ませることが可能で、とくに育児中の社員には便利な制度です。

在宅勤務制度

ここ数年かけて、いくつかの部門でテストを進めてきました。業務によっては、仕事のクオリティを上げるために時間をうまく使って集中することが必要だったり、生活においても豊かな体験が必要だったりします。働き方の一つの選択肢として、2009年度に制度化しました。

次世代育成認定マーク「くるみん」の取得

次世代育成認定マーク「くるみん」次世代育成認定マーク「くるみん」

多様な人財と価値観を尊重し、誰もがワークライフマネジメントを保てるような制度の策定、支援活動を推進してきた結果、次世代育成支援対策推進法に基づき、2007年6月、そして2009年4月に認定事業主として「くるみん」マークを取得しました。

2009年度の認定は男性育児休職者の増加や在宅勤務制度の試行など、男性・女性、既婚・未婚を問わず、すべての社員のワークライフマネジメント支援への取り組み強化が評価され、2回目の認定マークの取得にいたりました。

介護支援

介護支援の具体的な取り組みとしては、カフェテリアプランによる支援のほかに、「最長で1年間の介護休職」(回数制限なし)、「介護時間短縮勤務制度」があります。ただし、ベネッセでは社員の平均年齢が低いこともあって対象者が限られており、1991〜2008年の介護休職者は累計43名となっています。

カフェテリアプラン

ベネッセは、1995年に日本で初めてカフェテリアプランを導入した企業です。カフェテリアプランは、社員がメニュー化された福利厚生施策から自分の都合や必要性に応じて選択できる制度で、メニューごとの点数を自分の持ち点の範囲内で活用することができます。

メニューの内容は、育児・教育、医療、介護、健康増進、財産形成、リスクヘッジ、住宅と生活全般にわたっています。2010年には原資の再配分を行い、さまざまなライフサイクルへの支援を目的に、カフェテリアプランのさらなる充実を図ります。

カフェテリアプランメニュー

系統 メニュー
育児・教育 保育施設利用補助
ベビーシッター利用補助
東京本部事業所内保育室利用補助
進研ゼミ受講料補助
アンファミーユ食材利用補助
医療 入院差額ベッド補助
入院・障がいに伴う家事援助補助
医療費補助(健康保険内診療)
医療費補助(健康保険外診療)
介護 介護サービス利用補助
健康増進 人間ドック補助本人
人間ドック補助家族
整体・マッサージ利用補助
スポーツクラブ利用補助
財産形成 一般財形補助
年金財形補助
持株会奨励金(定率・定額)
持株会奨励金(継続積立)
持株会奨励金(入会奨励金)
持株会奨励金(拠出再開奨励金)
持株会奨励金(再入会奨励金)
リスクヘッジ カウンセリング・コンサルティング受講補助
生命保険・損害保険・個人年金保険補助
ベネッセインシュアランスサービス自動車保険補助
セキュリティ対策補助
住宅 住宅財形補助
住宅ローン利子補給

ベネッセ休暇

ベネッセ休暇は、勤続5年目、10年目、15年目、20年目、25年目、30年目を迎える社員が対象となります(いずれも毎年4月1日時点)。
対象者へは、年数に応じて特別の有給休暇とベネッセ休暇支援金が付与されますが、有意義に活用する社員が毎年増えています。

メンタルヘルスケアの取り組み

ベネッセでは、社員が多くの人とかかわる仕事が多く、何より社員の活力そのものが事業の財産であるため、メンタルヘルスへの備えがとくに求められています。

全社のヘルスケア体制としては、事業所別に衛生管理者と産業医を配置しています。長時間労働が発生した場合の面談や、復職支援プログラムによるサポートを実行するとともに、社内相談デスクや社外EAP(従業員援助プログラム)を活用して心配事や悩みがある場合には早めに受け付け、ともに問題を解決していく体制を強化しています。

経営と現場の相互信頼の基盤

朝礼の様子朝礼の様子

社員が会社で働くための安心は、人事制度や教育・研修制度で実現していますが、社員の仕事の中での成長の実感は日々のコミュニケーションが大きな役割を果たしています。また、組織全体を活性化させるためにも、経営情報や経営陣の考え方を知る機会や、自分たちがどんな思いで何をやっているかを経営陣に理解してもらう機会などを設け、ベネッセ特有の経営と現場のコミュニケーションを展開しています。

社内コミュニケーション

ベネッセでは、社員同士の縦・横・斜めの豊かな関係性、日常の活発なコミュニケーションこそが組織の活力と創造力の源泉であると考えています。そのために、チームや組織間の壁を越えた事業本部単位のコミュニケーションだけでなく、経営と現場を直接つなぐ社内広報活動を活発に行っています。

社内広報活動は、おもに毎月の朝礼、月刊の社内報、「Begin」と称するイントラネットで行われています。2008年度は、経営陣と現場の距離を近づける一つの施策として、2人の副会長による「場のコミュニケーション」も展開しました。

一つ目は、著名人をゲストに招き、福原副会長とのトークショーを展開した「Benesse Evening University」です。トークショーのほかに、参加した約70人のベネッセグループ社員が自由に質問する時間や、最後にゲストを囲んで軽食を楽しむ時間を設けたことで、他部門の社員との交流も生まれました。

二つ目は「Forum2008」で、『フラット化する世界』(トーマス・フリードマン 著/伏見 威蕃 翻訳 日本経済新聞社 2006年発行)を読んだうえで参加した約20人の社員が、グローバル事業の経験豊富な内永副会長を囲んで、深い議論を展開しました。現在の仕事や経歴の違いで多様な考え方があることに気づくとともに、これからのグローバル社会は自分にとってどういうことなのかを一緒に考えました。

ベネッセグループ内広報誌『C』

ベネッセグループ内広報誌『C』

「Benesse Evening University」の様子

「Benesse Evening University」の様子

「Forum2008」の様子

「Forum2008」の様子