教育

中国版こどもちゃれんじ「楽智小天地」会員数が22万人に拡大

商品の企画・開発を行う合弁会社を設立し事業を強化

公開日:2010年04月12日
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、以下:ベネッセ)は、2006年度より中国での事業を開始し、中国福利会出版社をパートナーに、こども向けの年齢別家庭学習商品「楽智小天地」をライセンス出版しています。また、2008年には独資による出版物販売会社「倍楽生商貿(中国)有限公司」を設立し、順調に事業を拡大してまいりました。

この度、事業開始から約4年となる2010年4月時点の「楽智小天地」の会員数が、目標であった20万人を上回り、22万人となりましたのでご報告いたします。「楽智小天地」の会員は中国全土で広がっていますが、とくに沿岸部の上海、広東省、江蘇省、浙江省、北京で大きく拡大しています。ベネッセでは、中国事業を今後の成長の大きな柱と捉え2010年度末には、「楽智小天地」の会員数を30万人へと成長させ、将来は会員数100万人以上の事業に育てていくことを目指しています。

また、当社は、中国での商品の強化を目的として、現地パートナーである中国福利会傘下の「中国福利会出版社」と、共同出資による合弁会社を設立することに合意し、4月9日に合弁契約書に調印をいたしました。合弁会社では、ベネッセと中国福利会双方がこれまで蓄積してきた幼児・児童の発達段階に関するノウハウを生かし、中国福利会出版社の委託を受けて「楽智小天地」等の商品の企画・開発を行う予定です。

中国での事業展開について

2006年度「楽智小天地」の出版を開始

ベネッセは、2006年度より、日本国内で展開する、6ヶ月~6歳対象の幼児向け会員制講座「こどもちゃれんじ」(2009年4月時点の会員数122万人/対象年齢層の約5分の1に相当するシェア)の中国版にあたる「楽智小天地」の事業展開を行ってきました。「楽智小天地」は、現地パートナーである中国福利会傘下の中国福利会出版社にてライセンス出版をしています。
対象年齢ごとに発達段階に応じた学び体験を提供するという「楽智小天地」の講座コンセプトは日本の「こどもちゃれんじ」と同様ですが、中国では、中国の監修者と共に中国の子どもたちの発達段階を研究したうえで、全面的に中国現地での企画編集を行っています。学力向上のみなならず、生活習慣の養成なども含めた、全人格形成を目指す内容となっています。
「楽智小天地」の会員数は、2007年4月5万人、2008年4月10万人、2009年4月15万人、2010年4月22万人と、順調に拡大をしています。
※「こどもちゃれんじ」のキャラクターで、日本では幼児教育番組も全国放送され認知度の高い「しまじろう」は、「楽智小天地」でも「巧虎(チャオフー)」として登場しています。

2008年1月 販売会社「倍楽生商貿(中国)有限公司」営業開始

また、ベネッセは中国事業の拡大のため、2008年1月にベネッセ100%出資の現地法人「倍楽生商貿(中国)有限公司」の営業を開始しました。「倍楽生商貿(中国)有限公司」は、お客様への「楽智小天地」の宣伝・販売を担う販売会社であり、日本企業では初の中国で出版物の販売を行う資格を持った独資の現地法人として設立されました。 ※「倍楽生」は中国語で「ベネッセ」を表します。
「倍楽生商貿(中国)有限公司」による中国国内でのマーケティング手法は、日本国内とは異なり、webやイ
ベント、電話でのセールスなどがメインです。

2010年4月 合弁会社の設立を決定

この度、現地パートナーである中国福利会傘下の「中国福利会出版社」と、共同出資による合弁会社を設立することに4月9日合意し、合弁契約書に調印をいたしました。
合弁会社では、ベネッセと中国福利会双方がこれまで蓄積してきた幼児の発達段階に関するノウハウを生かし、中国福利会出版社の委託を受けて「楽智小天地」等の商品の企画・開発を行う予定です。
<合弁会社概要 >
所在地 中国上海市常熟路157号
設立時期 2011年1月より営業開始予定
資本金・出資比率 500万人民元 ※約67百万円(内、中国福利会出版社51%、ベネッセ:49%)
事業内容 文化商品の企画・設計、研究開発、文化・教育情報コンサルティング

最終更新日:2020年03月09日